各種サービスがありますので機能を十分精査して運用することが肝要です。
配送方法、後払い(決済代行会社が先払いし、未回収リスクを回避)等の支払方法にも配慮が必要です。
・アマゾン、楽天市場への出店をサポートします。出品料が無料のBASEへの出品もサポートします。(コンテンツ作成、マーケティング等)
・複数ECサイトへ出店ご希望の場合は、ネクストエンジンが便利です。楽天市場、Yahoo、アマゾン等に同時に出品できます。
「ECのミカタ」が、’ネットショップ・EC関連サービス相関図2023年度版’を発行しています。(ログインが必要です)
ECサイトをつくるには、4つの方法があります。
レンタルでスピードは最速、しかし制約が多い「ASP」
公開されているソフトで、リスクもあるが自由な「オープンソース」
ECサイトのベースがあり、カスタマイズも思い通りの「パッケージ」
自由度は高いが、資金や技術が必要な「フルスクラッチ」
個人事業の場合、企業ほど莫大な資金があるわけではないケースがほとんどかと思います。その一方、社内会議や他部署との連携といった要素がなく、決断や決済が早いというメリットがあるかもしれません。
スピーディで小回りのきく個人事業のECサイト構築におすすめの方式は、ASPやパッケージです。定型的な小規模サイトを希望するのであれば、ASPのスピード感とコストは個人事業にふさわしいといえるでしょう。専門知識があればオープンソース方式でも思い通りのサイトが構築できるかもしれませんが、サポート面やバグへの対応などに若干不安が残るのも事実です。
自由度の高いサイト構築を計画するのであれば、カスタマイズしやすいパッケージがオススメです。
ASP(Application Service Provider)とは、業務用のアプリケーションのソフトを、サービスとしてネットワーク経由で提供すること、またはその事業者のことを言います。
ASPはPC上にインストールすることなく、使用できるブラウザで利用することができます。提供されたサービスを月額でレンタルする形が多く、ネットショップ(ECサイト)に限らず、給与計算システムや販売管理システムなど、様々なシステムがWeb上で提供されています。
以下に、楽天市場、アマゾン、JimdoBusiness、カラーミーショップの例を示します。
楽天市場
各種プランがあります。それぞれシステム利用料が必要です。他にスーパーポイント付与料、カード決済利用料等も必要に応じてかかります。
スタンダードプラン
月額50000円 契約期間1年 20000商品まで システム利用料 2.0~4.0%
がんばれ!プラン
月額19500円 契約期間1年 5000商品まで システム利用料 3.5~6.5%
ライトプラン
月額39800円 契約期間3か月 5000商品まで システム利用料 3.5~5.0%
コンテンツ作成
EasyPage for 楽天市場を利用すると、手軽にコンテンツが作成できます。
R-Storefront(店舗構築機能)では、トップページ、商品ページ等で詳細な設定が必要です。
スマートフォン対応は、PC用とは別に設定が必要です。
受注管理機能、売上・アクセス分析機能、メール配信機能等があります。
アマゾン
アマゾンには、2種類の出品サービスがあります。
「大口出品サービス」
月額4,900円(税別)の登録料と、商品の成約時に課金される販売手数料(8%~15%)のみで販売することができます。
出品管理ツール(セラーセントラル)を使って複数の商品を一括登録可能
「小口出品サービス」
月に予測される注文点数が49点以下という商品数が少ない出品者様向け
Amazon.co.jpにすでに掲載されている商品のみ登録が可能
月間登録料はなく、商品が1点売れるごとに100円の基本成約料と、販売手数料および カテゴリー成約料が課金されます。
詳細はセラーセントラル内の「アマゾン出品大学」を参照ください。
プロモーションも各種可能(割引、送料無料、キーワード広告等)
複数のプロモーションを組み合わせて提供する場合、それぞれの割引額は元々の注文の合計に適用され、プロモーションを累積して算出しません。
たとえば、注文小計10,000円に対して1,000円の割引と10%の割引の両方を適用する場合、合計割引額は以下のように計算されます。
1,000円の割引: 10,000円 - 1,000円 = 9,000円
10%の割引: 10,000円 x 10% = 1,000円の割引 = 9,000円
合計割引額: 2,000円
ショッピングカートボックス獲得資格は、一定のパフォーマンスを到達している大口出品者に付与される資格です。この資格の付与に伴い、追加で手数料が発生することはありませんが、出品者はショッピングカートボックス獲得資格を維持するためには一定のパフォーマンスを維持する必要があります。
セルフサービスで利用開始できる広告サービス
出品中の商品を選択し広告の設定をするだけで開始可能。
広告の一時停止や終了もいつでも可能です。
キーワード広告サービス
設定するキーワードや上限クリック単価に基づくオークション形式でAmazon.co.jpの検索結果画面などに広告表示。
クリック課金型広告
広告がクリックされた場合にのみ料金が発生。簡単に広告効果が測定可能
閲覧数やクリック数、広告経由の売上等が確認可能。
広告効果を確認し、自由に広告予算を設定可能。
フルフィルメント by Amazon(FBA)
対象とする商品をAmazonが運営する倉庫(Amazonフルフィルメントセンター)へ納品すると、その後の受注管理、出荷業務、出荷後のカスタマーサービスをAmazonが代行。また、FBA対象の商品は、国内配送料無料、Amazonプライム、ギフトサービスなどが適用され、受注、出荷、配送、カスタマーサービスの品質はAmazon.co.jpリテール部門が扱う商品と同等。
納品作業以降の業務はAmazonが代行。納品した商品の受領状況や在庫の状態は、セラーセントラルから確認可能。
amazonをスタッフとして使うことができる。
販売手数料に加えて、在庫保管手数料と配送代行手数料が必要
JimdoBusiness
商品数15までならJimdoPro(年額11340円)で可能です。
JimdoBusiness(年額28,980円)であれば、商品数無制限です。
・Jimdo側への手数料はありません。
・ご利用可能なお支払方法:Paypal(クレジットカード)、銀行振り込み、代金引換等
・スマートフォンからも発注可能です。
カラーミーショップ
概要
カラーミーショップは、株式会社paperboy&co.が運営するASPのネットショップ作成サービスです。
シンプルな操作性から、ホームページを作ったことがない初心者の方から、自分でカスタマイズしたい上級者まで幅広く利用できる設計です。
カラーミーショップの特徴的な機能
低コストでECサイトを始めることができる
運用コストをできるだけ抑えて、気軽にECサイトをしたいという方は、カラーミーショップにマッチングするかもしれません。
価格
プランに関係なく、初期費用として3240円がかかります。
また、契約の月数で月額利用料が変わるのが特徴です。
例えば一番安いライトプランでは、12ヶ月契約の場合、月額900円(税込み)となります。
makeshop
概要
サービス利用流通総額9年連続No.1※のECサイト開設サービスです。
※流通額=受注金額。ネットショップ・ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値より、ASPサービス単体の数値を算出し比較(自社調べ 2021年3月時点)
※導入実績はプレミアムプラン以上をご利用中の店舗数になります。(下位プランや無料体験中のアカウントは除く)
カラーミーショップとMakeShopの比較を以下に示します。
カラーミーショップ
|
MakeShop
|
|
運営事業者
|
GMOペパボ株式会社
|
GMOメイクショップ株式会社
|
初期費用
|
3つのプラン
フリー:無料 レギュラー:3,300円 ラージ:3,300円 |
2つのプラン
プレミアム:11,000円 エンタープライズ:11万円~ |
月額費用
|
2つのプラン
プレミアム:11,000円 エンタープライズ:55,000~ |
|
最短契約期間
|
3ヶ月
|
1ヶ月
|
商品登録数
|
無制限
|
2つのプラン
プレミアム:10,000点 エンタープライズ:50,000点 |
独自ドメイン
|
利用可能
|
利用可能
|
常時SSL化
|
対応済み
※独自ドメイン利用時は別途1,100円/月 |
対応済み※別途1,100円/月
|
備考欄
|
独自ドメインは他社サービスで取得したものでも利用できる。 |
独自ドメインは他社サービスで取得したものでも利用できます。プラン略称:プレミアム=プレミアムショッププラン、のことです。 |
開店にあたっては下記のような準備が必要です。競合他社と比較し、販売商品の強みを明確にします。
お店のコンセプトを設定し、購入に結び付けるストーリーを作成します。
ページの骨組みを作成し必要なページや機能を設計します。
ネットショップ・EC関連サービス
・開店経費はどの程度かけられるか
・売り上げ規模はどの程度か
販売戦略
事業戦略:商品企画・仕入、ECコンサルティング、人材紹介
情報収集:WEBメディア 展示会・イベント
分析業務:リサーチブランディング、行動分析、協会
集客・販促
リピート客:メール配信、ソーシャル販促
新規顧客: DM制作・デザイン、リスティング
顧客対応
物流業務:宅急便、通販物流
接客業務:メール対応、問い合わせ管理、顧客管理
店舗管理
データ管理:在庫管理、受注管理
コンテンツ制作:商品撮影、商品登録、クラウドソーシング
決済業務:決済代行、後払い、代引き、不正検知
後払い:商品が客先に届いてから請求書で支払うもので
契約すると未回収リスクが保証される
デザイン制作
要件定義に合わせて、サイトに掲載する商品の写真やロゴなどの画像素材、商品、ショップ情報を説明するページを作成します。
以下のサイトは評判の良いサイトです。
用法登録ルールはあらかじめ決めて置いて統一します。
適切なカテゴリを設定して登録を進めます。
商品数は多いに越したことはありません。
ちなみに、楽天市場の1店舗当たりの商品数は、3000を超えます。
サイトをオープンする前に必ず購入動作、アフターフォローメールのテストを行います。
開店する前に、開店キャンペーン等企画しておきます。開店後の作業分担を決めておきます。