· 

新世界秩序 21世紀の“帝国の攻防”と“世界統治”

衝撃的な本でした。

システミック・リスクという言葉を始めて学びました。

・世界金融危機 巨大インフレが発生するリスク

・2050年には90億人に達する人口

・地域紛争の多発

・地球環境の破壊

・小天体衝突の可能性 4000年前にエジプトに55トンの隕石が落下している

こうした危機に対応できる国際機関は一つもない。

 

地球全体的な利益を図ることを使命とする世界統治機関構想ははたして実現できるだろうか

 

ジャック・アタリ/著 

【ジャック・アタリ】1943年生まれ。仏国立行政学院(ENA)卒業。わずか38歳で、フランスのミッテラン政権の大統領特別補佐官を務め注目を浴び、1991年、自らが提唱した「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁を務めた。1992年のEU成立の“影の立役者”と言われている。また、サルコジ、オランドと歴代の仏大統領のアドバイザーを務め、アタリが提言した基本政策が、フランスの国家戦略の基盤となっている。著書は、経済分析、歴史書、哲学書、文化論、小説までにおよび、邦訳書に『情報とエネルギーの人間科学――言葉と道具』(日本評論社、1983年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

出版者  作品社

出版年  2018.7

 

要旨   

30年後、世界を支配するのは誰か?今後、帝国の攻防は激化し、ポピュリズム・原理主義が台頭し世界は無秩序とカオスへと陥る。欧州を代表する知性が、21世紀の新世界秩序を大胆に構想する!日本はどうすべきか?

目次   

第1部 古代・中世の世界秩序―武力と宗教による統治(人類が初めて創り出した世界秩序―紀元前;宗教による世界秩序―1世紀~12世紀);第2部 資本主義による世界秩序の進展(商人による世界秩序―14~16世紀;大西洋に移行した世界秩序の中心―1600~1815年 ほか);第3部 世界秩序の現在(パックス・アメリカーナの拡大と衰退―1914年~;世界秩序の現状);第4部 21世紀の新世界秩序はどうなるのか?(無政府化・カオス化する世界―迫るグローバル・システミック・リスク;新世界秩序の構想のために ほか)

内容   

21世紀は誰が支配するのか?中国やインドなど新興国か?国連などの国際機関か?または多国籍企業か?あるいは原理主義か、マフィアか?「ヨーロッパ最高の知性」が、今後の世界情勢の見通しをもとに、“21世紀の新世界秩序”を大胆に構想する。