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腕の動きを観察して力を加減、人と一緒に働くMITの新しいロボット

マサチューセッツ工科大学(MIT)は、人間の上腕二頭筋に取り付けた筋電計センサーの信号から、その腕の動きを察知するロボットを開発した。ロボットを安全に効率よく人間と協働させるのに有効なアプローチとなる可能性がある。

「ロボレイズ(RoboRaise)」と名付けられたロボットは、上腕二頭筋に取り付けた筋電計センサーを用いて、その活動をモニターする。機械学習が、それらのセンサーが拾った信号を、人が実際にしている腕の動きと照合する。するとロボットは、筋電計センサーのデータから、腕の動きがわかるようになる。

仕事場のロボットのほとんどは、あまりに鈍く危険なため、人間から隔離して作業をする。しかし最近、ロボットを人間と協働させることへの関心が高まっている。センサーやコンピューター・アルゴリズムの進歩を利用して、ロボットをより安全で賢くしようというのだ。

https://www.technologyreview.jp/s/143405/this-robot-watches-you-flex-to-learn-to-be-a-better-teammate/