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液体を量れるAIロボット、活躍場所は宇宙にも広がる?

ロボットで行う作業として難易度の高い「液体の秤量」に注目。人が遠隔地から産業用ロボットを操作して液体を秤量するプロセスを何度か繰り返し、その内容を深層学習することにより、液体の秤量を自動で行う推論アルゴリズムを開発した。このAIは、先述した3社やAIベンチャーのエクサウィザースなどが開発した「マルチモーダルAI」に基づいている。

 液体の秤量を命じると、ロボットハンドが液体のびんをつかんでから、びんを揺らす。ロボットの横に設置したカメラが、液体表面の揺れ方を見て液体の粘度などを認識する。この粘度を基にして、秤量のために用意された別のびんに液体を徐々に注ぐ。「液体を秤量するAIの学習には一晩ほどかかるが、その後は液体の種類を変えてもそれに合わせて正確に秤量してくれる。人間が秤量するよりも精度は高い」(大成建設の説明員)という。

https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1907/08/news044.html