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ウォータージェット推進式小型ロボットを開発——水から飛び出してトビウオのように滑空

「トビウオ」のように水面から飛び出して滑空するロボットがイギリスで開発された。ウォータージェットを噴出して離水し最長26m滑空することができ、洪水や海洋汚染の監視などを目的とした水のサンプル採集に使えるという。このトビウオロボットの詳細は、ロボット工学ジャーナル『Science Robotics』に掲載されている。

 

インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)飛行ロボット研究所の開発したロボットは、重さ僅か160g。可動部は小型ポンプのみで、これを使って周囲から水を取り込み、炭化カルシウム(カーバイド)と反応させてアセチレンガスを生成、燃焼させ、吸い込んだ水を爆発圧力で噴出し、空中へ舞い上がる。飛翔に必要な炭化カルシウムは僅か0.2gだ。

https://fabcross.jp/news/2019/20191011_flying-fish-robot.html