ミュンヘン工科大学の研究グループが、全身に1万3000個以上のセンサーを備え、感触や温度だけでなく何かがボディの近くにあることさえ感じることが可能なロボット「H-1」を開発しました。これにより、安全性の高い介護ロボットなどが登場することが期待されています。
これまでも、感圧センサーなどで人間の皮膚を再現しようとしたロボットは登場していましたが、「従来のロボットは数百個程度のセンサーで処理能力が限界になってしまう」という問題がありました。このため、皮膚に500万個の受容体を持つ人間の肌のような「感覚」を再現することは不可能だったわけです。
一方、H-1の全身には温度・圧力・加速度・物体の接近を感知するセンサーを備えた1260のセルが配置されており、合計1万3000個以上のセンサーによって人間のような感覚を得ることが可能になっています。
https://gigazine.net/news/20191011-robot-skin-sensory-abilities/