· 

【NHKスペシャル シリーズ ダビンチ・ミステリー】

サカナクション・山口一郎が解き明かす、ダビンチ・ミステリー!

万能の天才でありながら、人類史上もっとも謎多き人物とも言われる、レオナルド・ダビンチ。2019年は没後500年にあたります。パリのルーブル美術館では10月よりこれまでにない規模でダビンチ展が開催されるなど、世界中でダビンチブームが巻き起こっています。

 

NHKスペシャルでは、ナビゲーターの山口一郎さんがルーブル美術館の「ダビンチ展」へ。2本シリーズで天才の謎を解き明かします。

 

NHKスペシャル ナビゲーター・山口一郎さん(サカナクション) コメント

なぜこんなにモナリザに魅了されるのか。なぜこんなにダビンチの思考に心が動かされるのか。そこにはダビンチがもがき苦しんだ「質量」のようなものが宿っているからだと思います。苦闘の末に つかみとった世界は、いつも新しい。令和の時代に、ダビンチがどんなメッセージを伝えてくれるのか、僕も楽しみです。

 

【NHKスペシャル シリーズ ダビンチ・ミステリー】

 

第1集「幻の名画を探せ~最新科学で真実に迫る~」

11月10日(日)総合後9:00

 

11月30日(土)BS4K後5:00(特別版)

 

第1集は、絵画の内部を透視し、描かれたプロセスを再現できる最先端の科学技術で、モナリザをはじめとするダビンチ絵画に秘められた数々の秘密に迫る。実は、ダビンチが深く関与し「本物」だと考えられる絵画は、わずか14点しか現存が確認されていない。あらゆる芸術作品の中で、ダビンチの絵画は特別に貴重なものなのだ。そのため、「ひょっとすると、まだ見ぬダビンチ絵画がこの世界のどこかに隠れているのではないか」と人々は取りつかれたように、まだ見ぬダビンチの絵画を探し続けてきた。今回、特別の許可を得て、ルーブル美術館を始めとする世界最高の専門家たちが極秘裏に行った、ダビンチ作の可能性が高いとされる一枚の未確認絵画の徹底調査プロジェクトに3年間にわたって密着。そこから、驚くべきことが次々に解明された。果たして、私たちは「ダビンチの新作発見」を目の当たりにすることができるのか。

 

美術専門家、修復技術者、科学技術者等によりダビンチの絵の技法に迫っています。

1ミリほどの筆で点で描いていたり、髪の毛ほどの薄い層を15層にもわたり重ねて描いていたりで驚くべき技法です。1層塗って乾くのに数週間かかるので完成までに驚くべき時間がかかります。

そのため作品は14点しかなく完成形のものは数点しかないそうです。

 

 

第2集「 “万能の天才”の謎〜最新AIが明かす実像〜」

11月17日(日)総合後9:00

 

11月30日(土)BS4K後5:50(特別版)

 

第2集は、希代の芸術家でありながら、医学、生物学、物理学、工学…あらゆる学問に精通していた「万能の天才」の秘密に挑む。芸術と科学、二つの巨大な領域をこれほど自在に渡り歩いた人物は、一体、何者なのか? 番組では、ダビンチが思考の過程を記した膨大な“手稿(codex)”を入手。世界で初めてAI解析を行い、いわばダビンチの「知識のネットワーク」を再現する。ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズら、現代を代表する「天才」たちの憧れであり続けるダビンチ。右脳的世界と左脳的世界を結びつけ、圧倒的な成果を生み出したその人物像を通して、人間の持つ可能性に迫る。

 

5600ページ、76万語に上る手稿をAIで分析したそうです。

解剖しただけではわからない心臓の弁の開閉をする血流の渦の解析、心臓外科医も驚く精密な心臓のスケッチ。

謎の地図と呼ばれ、航空写真で見られるような街の地図を独特な測量機を用い作成。航空写真とぴたりと一致するそうです。

ダビンチアカデミーと呼ばれる知識人(建築家、数学者など)の集団があったということです。

水へのこだわりが強いこともわかりました。代表作の絵画には必ず水が描かれています。

ウィトルウィウス的人体図についても初めて知りました。驚くべき考察です。