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5G向けボディシェアリング遠隔操作ロボットを国際ロボット展で動態展示 H2Lがドコモと共同開発

遠隔地に触覚を伝える技術の研究開発を行っているH2L株式会社は、手の動作を検出する技術と、多電極の電気刺激を腕に与えて触感を伝える2つの技術の研究開発を積み重ねており、特に、視覚や聴覚だけでなく触覚を含む身体感覚を伝達する技術「BodySharing」に強みを持っている。

同技術は、低遅延が特長の5Gと組み合わせることで、遠隔地にいる人の体験をリアルタイムに体験することができるなどの活用が期待されるとして、2019年1月9日に株式会社NTTドコモと業務提携し、同社が提供する「BodySharing技術」を活用して、共に5G時代における新たなサービスや利用シーンの協創に向けた取り組みを行うこととなった。

BodySharing の特徴

一方向だけの操作ではなく双方向の情報共有にあり、例えば、人とロボットが双方で物品運搬の協調作業をしたり、遠隔地の人と人とが貴重な体験を身体的にも共有できる。また、同社は同技術の研究開発成果を応用し、手や腕の位置覚や重量覚を光学式筋変位センサーによって推定する“FirstVR” や、センシングに加えて電気刺激によって固有感覚を提示する“UnlimitedHand”などのハードウェアを提案し、同時にそれに付随する多数のソフトウェアを展開している。

https://robotstart.info/2019/12/16/5g-bodysharing.html