2017年にはマリンバを上手に演奏するだけだった、ジョージア工科大学の4本腕ロボット「Shimon(シモン)」君。それが今となっては、ディープ・ラーニングで5万曲を学習し、自ら作詞作曲して歌え、シンガー・ソング・ライターへと超進化しました。
シモン君はジャズ、プログレ、ヒップホップから学んだ5万の歌詞を下地に、与えられたテーマと作詞におけるルールに基づいて作詞したのだそうです。
シモン君が特別なのは、リズムを崩さず韻を踏む歌詞を作れること。他の文章ジェネレーターでは、そこまでできないのです。
作詞に関しては、たとえばテーマが「嵐」だとすると、シモン君は「雨」など関連する単語で作詞をします。ですがAIらしく意味を成さない歌詞を作り出すため、それが逆にアンニュイで不思議なシモン・ワールドを生み出す一助になっています。
シモン君は作曲もできるものの、彼は先に歌詞を作り、あとから開発者でジャズ奏者でもあるギル・ワインバーグ教授がメロディーを考える手法が取られています。曲調がプログレ/ポップ調なのはそのためなのでしょうね。
https://www.gizmodo.jp/2020/03/marimba-shimon.html